2018年の始まりに

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

昨年は月に一本くらいのペースで演奏活動を続けていました。
とりわけ昨年から始めたベース、ドラムとのリーダートリオは新たな可能性を見出せた活動でした。今年も三ヶ月に一度くらいのペースでトリオのライブをしたいです。そのほかに新しいアンサンブルにも出会えるといいなと思っています。
そして昨年はとても優れたチームでレコーディングができました。出来上がりは最高のものです。今年中にそれをリリースします。
それから何と言っても二ヶ月のヨーロッパの旅は思った以上に自分を成長させてくれるものでした。素晴らしい出会いがたくさんあり、感動の連続でした。
ヨーロッパの友達と過ごす時間や、ヨーロッパのそれぞれの国の人たちの生活、またヨーロッパに暮らす日本人の生活を見て通して、学ぶことが多かったです。
人から学ぶことがすべて自分を作ると思っています。音楽家にとっては特に、見るもの接するものがそのまま栄養になっていきます。旅は、最も栄養価が高く、即効性があり持続性もある、素晴らしいものです。今年もできるだけ旅をしたいです。そして古いものを学んで新しいことを吸収したい。そう思っています。

新年に読んだ茨木のり子さんの詩が心に引っかかったので一部を転載します。

一人一人の顔は
遠い遠い旅路の
気の遠くなるような遥かな道のりの
その果ての一瞬の開花なのだ
(茨木のり子詩「顔」より)


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