14 Dec 2014

ジョビンライブ終了

中目黒RAKUYAでのジョビントリビュートライブ、盛況のうちに終了しました。
お越し下さった皆様ありがとうございました。
普段まったく別々のフィールドで活動している6人が「ジョビン」という共通ワードをきっかけに集まったことは、なかなか面白い企画だったのではないでしょうか。
ジョビンの曲は、こうして大勢で、そしてハーモニーできる楽器編成でやるととても面白いのです。
そもそも私のジョビンとの出会いは10年くらい前になると思いますが、Vocal.田代司くんと共にジョビンを演奏するライブをしばらく続けていました。
3~4年続けた後、田代くんとは一旦活動を別々にしました。
彼はソロ活動をいろんな場所でずいぶん頑張っていました。
私は私で自分のオリジナルの演奏活動や作曲をやっていたので、ちゃんと一緒にライブをやるのは本当に久しぶりでした。
ここだけの話、今回の選曲やプログラム決めは、ほとんど彼のことを中心に考えて構成していました。
結果、その点は成功だったと思います。
あえて主観の入った感想を言わせていただくと、彼がバンドの中で唯一無二の存在として輝けたことが、私は何より嬉しかった。
もともと私は彼の歌が好きで一緒にやりたいと思いましたし、たまたま共通項がジョビンだったわけですが、本当は何でもよくて、同じフィールドでもう一度一緒にステージに立ちたかったというのが本音です。
今後楽しみなヴォーカリストです。

もう一人のVocal.野呂愛美さんはさすがの表現力でしたし、フルートのお二人はとにかくこのバンドの「華」でしたね!
ベースの山根さんは今回初めてご一緒させていただきましたが、山根さんの専門分野であるブラジル音楽の部分をもう少し前面に出してアレンジしてもよかったかなと次回に課題を残しました。
何か一つのテーマを取り上げて編曲したりすることは、自分の力試しでもあり、発掘でもあります。
楽しくやらせていただきました。
皆さんありがとう。 

ジョビン作品に関する感想はまた次回書きます。

↓写真は、お客様の平澤様に撮っていただきました。
ありがとうございます!

11 Dec 2014

ジョビントリビュートライブ

今週金曜日はジョビントリビュートライブです。
12月8日でアントニオ・カルロス・ジョビンが亡くなってからちょうど20年になります。
ジョビンの作品は、曲名を知らなくとも、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
亡くなって20年と言ったら、まだまだ作品としては新しい部類に入ります。
これからさらに熟成して、後世の音楽家が演奏し続けることでしょう。

ジョビンの音楽の特徴は、ボサノヴァの創始者と言われながらも実際にはボサノヴァの曲はさほど多くないというところです。
ジャンルには当てはまらない、本当にジョビン独自の音楽です。
音楽というのか・・・とても造形的だなと思うのですが、作品を見ていくと、旋律と言葉とリズムが全て一体になっていて(ジョビンはピアノを弾きながら詩とメロディーを一緒に作っていったということですから)、なるほどこれでしかあり得ないなという構造になっていることがわかります。
ですので、ポルトガル語がわからなければ、本当の意味で彼の音楽を理解しているとは言えないというのは認めざるを得ません。
彼の音楽は言葉なしにはあり得ませんから。
しかしながら、所謂「歌もの」ではないというのも彼の音楽の特徴なので、インストゥルメンタル音楽としての価値も確かにあります。
それに、言葉も音韻にこだわって選んでいる作品も多いので、意味がわからなくても言葉の響きごと音楽になっていたり、、とにかく信じられないくらい美しい曲がたくさんあります。
これもブラジルの大地が生んだものなのか、ジョビンの音楽的霊感によるものなのか、本当に不思議です。

今度のライブでは、女性と男性のボーカル、器楽はフルート2本、そしてベース、ピアノ+ギターという編成です。
ジョビンの曲はいろんな楽器の編成でやると面白いだろうなぁと思います。
ポップスの室内楽ですね。
器楽アレンジは私と、フルートの泉あやさんも数曲担当してくれています。
こういったバンド形式は私はめったにやらないのでとても楽しみです。
皆様のお越しをお待ちしております!



2014年12月12日

Antonio Carlos Jobim没後20年
ジョビン・トリビュートライブ~音楽とともに生きる~

野呂愛美 , Vocal
田代 司 , Vocal,Guitar
泉 あや, Flute
高橋千栄 , Flute
山根幸洋 , Contrabass
荒野愛子 , Piano

Open 18:00 / Start 1st 19:30~ 2nd 21:00~
Charge 前売り3000円 / 当日3500円

中目黒 楽屋
目黒区上目黒2-15-6

ご予約はこちら→03-3714-2607

29 Nov 2014

ドヴォルザークのピアノ編曲

ピアノプレップさんのブログで、先日のコンサートでの演奏動画を紹介してくださっています。
今回、チェコのピアノ「ペトロフ」を弾かせていただくにあたり、チェコの作曲家ドヴォルザークの交響曲「新世界から」第二楽章をピアノ用に編曲しました。
ちょっと選曲が直球過ぎるかとも思いましたが、やはりドヴォルザークの音楽の骨頂は管弦楽にあると思いますし、なるべく原曲に近い形で弾けるものをと思い選曲しました。
この曲は冒頭のオーボエダモーレの第一主題は誰もが知る美しい旋律です。
この旋律がどこからやって来たのか非常に不思議ですが、やはりアメリカという異郷の地での影響は大いにあるのではないでしょうか。
そして第二主題はまさにドヴォルザークが「チェコ音楽である」と明言しているところの郷土性を感じられる大変美しい旋律です。
この第二主題をモチーフに少し即興演奏しました。
よろしければご覧ください。

ピアノプレップさんのブログ↓
http://pianoprep.blog.so-net.ne.jp/2014-11-25

24 Nov 2014

コンサート終了

ピアノプレップさんでソロコンサート無事終了しました。
お越し下さった皆様ありがとうございました。
初めて私の音楽を聴いてくださる方もいらして、とても嬉しかったです。
なんだか時間があっという間で、休憩を挟んでたっぷり2時間やらせていただきました。
熱心に聴いてくださった皆様に感謝です。


セットリストです。

~1st~
宿酔
人類の泉
くりかえす波音は
北の海
八月のうた
Arabesque
レモン哀歌
星月夜
星めぐりのうた(宮澤賢治)
風になる

~2nd~
滑稽な紳士
樹下の二人
僕等
Estrada branca(Antonio Carlos jobim)
O grande amor (Antonio Carlos jobim)
When I was child
Piano piece from Symphony No.9(Dvorak)※
今だから

~encore~
分岐

( )以外は全て荒野愛子オリジナル曲です。
※ドヴォルザーク/交響曲「新世界から」第二楽章のピアノ編曲(荒野愛子による)です

16 Nov 2014

ピアノソロコンサート

今週末はソロコンサートです。
チェコのピアノブランド「ペトロフ」を弾かせていただきます。
私のオリジナル曲がペトロフでどんな響きになるのか、ぜひ聴きにいらしてください!

Salon Concert at Piano Prep
ペトロフショールームコンサート

2014年11月22日
Open 14:30 / Start 15:00
Charge ¥2,000(1ドリンク・お菓子付)

荒野愛子 , ピアノ

ピアノプレップ
港区白金台2-6-12青山ビル101

ご予約はこちら→03-6721-9613

4 Nov 2014

『オトヒトシズク』店舗での取り扱い

※11月よりオンラインショップでの取り扱いも始まりました※


2006年に発表しましたピアノソロCD『オトヒトシズク』(Cafecats Records)を、東京・西荻窪のCDショップ「雨と休日」で取り扱っていただいています。

「雨と休日」は所謂CDのセレクトショップで、店主でいらっしゃる寺田さんがお店のコンセプトに合うものを自ら選び、ジャンルも有名無名も問わず、センスの良い音楽がたくさん並んでいます。
お店の雰囲気もとても素敵です。

『オトヒトシズク』は8年も前に作ったアルバムですが、ご縁あって置いていただけることになり、大変嬉しいです。
 
店頭、またはオンラインショップでお求めいただけます。
試聴もしていただけます。
ぜひ!


雨と休日
東京都杉並区西荻南3-16-8 山下ビル1F
営業時間 / 14:00 - 20:00(諸事情により予告なく変更となる場合がございます)
定休日/ 火曜日&木曜日(祝日は営業)



20 Sep 2014

茶会記ライブ終了

昨日、茶会記ライブ無事終了しました。
お越し下さった皆様、ありがとうございました。

茶会記の雰囲気にとっても合った内容だったと、感想をいただきました。
昨夜のプログラムは、新しい試み、なかなか他にはない構成だったと思います。

第一部は、中原中也の詩と川端康成の小説を交互に構成し、音楽で糸を通し、一冊の本のように纏めてみました。
以下セットリストです。

------------
宿酔 / 中原中也
曇天 / 中原中也
月夜の浜辺 / 中原中也

月 / 川端康成

あばずれ女の亭主が歌った / 中原中也
北の海 / 中原中也

死面(デスマスク)  / 川端康成

骨 / 中原中也

地  / 川端康成
-------------
第二部は、川端康成の「片腕」をやりました。
約40分どっぷりと川端ワールドに浸っていただきました。
私も川端に酔いました。
茶会記の空間とも相まって、密室で「娘の片腕」と対峙しているような、そんな雰囲気を味わっていただけたのではないでしょうか。

次回の茶会記企画も考えております。
お楽しみに!

朗読・田辺日太さんと
茶会記

3 Sep 2014

9/19は朗読&ピアノライブ

今月19日、四谷三丁目の「喫茶茶会記」さんでライブをさせていただきます。
初めての出演です。
お店の雰囲気、空間からして、朗読ライブに最適な場所です。
しかも夜のライブということで、内容も夜向きです・・・。
お酒やコーヒーを飲みながら聴いていただけます。

第一部は、川端康成の短編小説を軸に、同時代の詩人・中原中也の詩を織り込んだ内容です。
中原中也は30歳という若さで戦前に亡くなっているので、川端と同時代というイメージがあまりありませんが、実は川端の方が8歳年上。
この二人の文人の生い立ちは正反対のようなところがありますが、なぜか作品の世界観に共通点を感じます。
中也の詩も、川端の小説も、一見すると理解しがたい内的な表現が多いのですが、私はその部分に非常に魅力を感じています。
文学の中には音楽の入り込む余地はないと思っていますが、この二人の作品の中にはある種の隙があって、そこに引き込まれるというか、気持ちをぐっと持っていかれるところがあって、もし音楽で作品に近づくとしたら、その部分を捉えることだろうなと思います。

第二部は、川端の代表作品「片腕」をたっぷりやります。
とてもミステリアスでドキドキする作品です。
これを田辺日太さんがどう読んでくれるのか、今から楽しみです。
私もどんな曲をつけるのか、楽しみです・・・。

遅い時間帯ですが、お仕事帰りにぜひお立ち寄りください。

2 Sep 2014

スケジュール

コンサートスケジュールを更新しました。
スケジュールのページをご覧ください。

1 Jul 2014

実験、挑戦

今日は昼に9月の朗読ライブの打ち合わせ、限りなく未知数ですが面白くなると思います。
夕方はピアノ屋さんに伺い、11月にコンサートをさせていただくことになりました。
今まで弾いたピアノの中では一番自分の音楽と合う気がしました。
秋以降のコンサートがぼちぼち決まってきているので、詳細追ってお知らせします。

そして、夜は大野和士さん指揮のリヨン歌劇場管弦楽団のコンサートを聴いてきました。
やはりRavelの音楽は熱烈に好き。
Ravelのオーケストレーションは本当に音がうねる、動く、鳴る。
演奏も素晴らしかったです。

先日の名古屋で大島先生方とピッツェリアで話していたことを思い出しました。
当然文学の話ですが、川端康成の小説は駄作も多いが、駄作の上に傑作が成り立っているという大島先生のお言葉。
駄作=実験的作品ということだと思いますが、Ravelの作品も大いに実験的で、それまでに誰もやっていない、数々の実験の末に「ダフニスとクロエ」のような素晴らしい作品が生まれているのだと思います。
「ダフニス~」もかなり実験的だとは思いますが。
Beethovenが第9交響曲まで挑戦を続けたように、作品を作り続ける限りは実験、挑戦、果てしのない旅です。

29 Jun 2014

名古屋でした

大島龍彦先生、裕子先生の主宰する「高村光太郎談話会」の第三回勉強会に参加してきました。
15名ほどの参加者の方たちと共に、「智恵子抄」について考え、語り合いました。

前半は大島龍彦先生が、詩「人に」を取り上げてお話してくださいました。
大島先生のお話は毎回新しい発見があります。
光太郎の表現には極限まで抑圧されたものがあり、だからこそ密度が濃いのだというお話には共感を覚えました。
言い換えれば、光太郎の言葉の力強さの裏には、精神を抑圧せざるを得ない人間の弱さも孕んでいるということだと思います。
読めば読むほど、赤裸々で危うい詩集です。

後半は名古屋の中学校の教諭である金子英利さんによる「授業」でした。
金子さんが実際に中学生に行った授業を再現してくださいました。
現在の中学一年生の国語の教科書に掲載されている詩「レモン哀歌」が題材でした。
久々に先生に当てられる、というちょっとドキドキする体験をさせていただきました。
「言葉」の重要性は社会に出て感じますが、自分の発する言葉、相手の発する言葉にどれだけ注視できるかというのは、学校教育で身につけるべき「国語力」の担う部分は大きいと思います。
言葉ほどダイレクトなものはないですから。
金子さんのように丁寧に詩や文章を取り扱ってくださる先生は本当に素晴らしいです。
素敵な授業でした。

勉強会の後は、恒例の懇親会。
近くのおしゃれなピッツェリアでお酒も飲みながら参加者の皆さんと楽しいひとときを過ごさせていただきました。
新しい出会いもあり感謝です。

もしかしたら次々々回くらいの勉強会で私も「智恵子抄」についてのトーク&演奏をさせていただくかもしれません!

今年の後半は演奏活動もいろいろ動きがありそうですので、決まり次第お知らせします。

24 Mar 2014

名古屋での勉強会 その2

後半は、大島裕子先生による、「智恵子の紙絵について」のお話でした。
「智恵子抄」は光太郎による、智恵子への賛歌です。
では一方の智恵子は、どんな思いで光太郎への愛を尽くしていたのだろうか、という智恵子に焦点を当てた裕子先生のお話も大変興味深いものでした。
中でも、智恵子の紙絵については取り上げられることが少ない、研究も進んでいないということでした。
智恵子の病気について、病気と紙絵制作との関連性についてなど、この日は時間が足りずもっとお話が聴きたかったのですが、また次回にそのあたりのお話が聴けるようです。

裕子先生は私の尊敬する女性です。
前にも書きましたが、裕子先生の「智恵子抄を歩く」という本は大変素晴らしいです。
私が裕子先生に最初にアプローチしたのも、やはり文章の美しさに惚れたからなのです。
すなわちそれは人間性の美しさでもあると思います。
裕子先生が智恵子に焦点を当てて「智恵子抄」を研究されているのは、やはり同じ女性として、智恵子の人間性の美しさを見ているからではないでしょうか。
そして私のCDに寄せてくださった文章も本当に素敵で、是非皆さんに読んでいただきたいです。

あっという間に二時間半の勉強会が終わり、勉強会のあとは、近くのおしゃれな居酒屋さんで懇親会でした。
龍彦先生は終始笑顔でしたし、皆さん様々に活躍されている方たちと時間を共に過ごさせていただき、本当に有意義な一日でした。
感謝致します。

勉強会は月一回のペースで行われるそうです。
本当に楽しかったので、私も是非また参加させていただきます。


龍彦先生、裕子先生と

名古屋での勉強会 その1

三連休の中日、22日に名古屋へ行って参りました。
名古屋へはもう何度目でしょうか。
毎回、素敵な出会いや刺激をいただいて帰ってきます。

智恵子抄関連で大変お世話になっている、大島龍彦先生、裕子先生ご夫妻が「高村光太郎談話会」という会を名古屋で発足され、その第一回の発足会と勉強会が行われたので参加させていただきました。
会場は、名古屋駅から地下鉄で15分ほどのところにある、覚王山。
その山の上、日泰寺という日本とタイの友好のために建てられた、釈迦の遺骨の眠る寺院があります。 
こちらには以前ご夫妻に案内していただきました。
その日泰寺のすぐそばに、「揚輝荘」という建物があります。
ここは、昭和初期に松坂屋初代社長が別荘として建てた由緒ある建物で、現在は歴史的建造物として保存されています。
建築当初は約一万坪の敷地内に、三十数棟の建物と雄大な庭園があり、各界の要人が集まる社交場だったということです。
その中の「聴松閣」という、当時迎賓館として使われていた赤い外観のお洒落な建物の中で勉強会は行われました。

ここの地下には、エキゾチックなダンスホールや、秘密の地下トンネルがあるんです!

場所が場所なら、この日の勉強会に参加された方々も多種多様な面白い方ばかりでした。
企業の社長さん、デザイナー、看護の専門家、執筆家、中学校の先生などなど、ちょっとした異業種交流会でした。

勉強会の様子は談話会のブログに掲載されています。

前半は龍彦先生による「智恵子抄」のお話、中でも「樹下の二人」という詩に焦点を当ててお話してくださいました。
後半は裕子先生による、智恵子の紙絵についてのお話でした。
面白かったのはお二方の智恵子抄に対する視点の違いでした。

龍彦先生は、光太郎の智恵子を想う気持ちや、二人の情熱的な愛のやりとりについて、 実に楽しそうに語っておられました。
先生のお話の中で特に私が感銘を受けたのは、「『智恵子抄』とは一つの造形美である」という言葉でした。
昭和16年に詩集として発行されたとき、手に取った多くの人がこの詩集に感動し、今の今まで読み継がれている理由の最たるものはそこではないかと思います。
勉強会の中で、龍彦先生所有の「智恵子抄」の初版本を見せていただきました。
薄いきれいな和紙に印刷された活字で読む「智恵子抄」は、その全てが美しくて、彫刻家としての高村光太郎の「美」に対するこだわりが見て取れて、大変感動しました。
そのとき感じたことは、読み手の私たちは光太郎の「美」を読んでいるのだ、ということです。
内容についての見解はそれぞれに違うと思いますが、「美」に関しての認識はおそらく人類は皆同じなのではないか、というのは私の考えです。
絵画でも彫刻でも、時が経つにつれてその物自体が劣化していくのは仕方がありません。
しかし、作品の「質」は決して見逃さないよう、 私たちはより想像力を働かせ、様々なことを勉強しながら作品に向き合う必要があると思います。

龍彦先生が勉強会の中で私のCDを紹介してくださいました。
光太郎はこの音楽のように自分の詩を読んでほしかったのではないだろうか、とまでおっしゃってくださって、大変光栄でした。
この音楽ができたのは、「智恵子抄」に共感したからに他ならないのですが、私は音楽を作るときは、まさに「一つの造形美」を構築する作業だと思っています。
ですから、今回のような作品は、「智恵子抄」を知らない方にももちろん聴いていただけますが、「智恵子抄」と切り離すことはなかなか難しいです。

先生のお話を聴いていて、改めて光太郎の凄みを感じました。
女性としては、あんな詩を詠まれたらひとたまりもないです。
やはりすごい芸術家です。


(続く)