名古屋での勉強会 その2

後半は、大島裕子先生による、「智恵子の紙絵について」のお話でした。
「智恵子抄」は光太郎による、智恵子への賛歌です。
では一方の智恵子は、どんな思いで光太郎への愛を尽くしていたのだろうか、という智恵子に焦点を当てた裕子先生のお話も大変興味深いものでした。
中でも、智恵子の紙絵については取り上げられることが少ない、研究も進んでいないということでした。
智恵子の病気について、病気と紙絵制作との関連性についてなど、この日は時間が足りずもっとお話が聴きたかったのですが、また次回にそのあたりのお話が聴けるようです。

裕子先生は私の尊敬する女性です。
前にも書きましたが、裕子先生の「智恵子抄を歩く」という本は大変素晴らしいです。
私が裕子先生に最初にアプローチしたのも、やはり文章の美しさに惚れたからなのです。
すなわちそれは人間性の美しさでもあると思います。
裕子先生が智恵子に焦点を当てて「智恵子抄」を研究されているのは、やはり同じ女性として、智恵子の人間性の美しさを見ているからではないでしょうか。
そして私のCDに寄せてくださった文章も本当に素敵で、是非皆さんに読んでいただきたいです。

あっという間に二時間半の勉強会が終わり、勉強会のあとは、近くのおしゃれな居酒屋さんで懇親会でした。
龍彦先生は終始笑顔でしたし、皆さん様々に活躍されている方たちと時間を共に過ごさせていただき、本当に有意義な一日でした。
感謝致します。

勉強会は月一回のペースで行われるそうです。
本当に楽しかったので、私も是非また参加させていただきます。


龍彦先生、裕子先生と

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