9/19は朗読&ピアノライブ

今月19日、四谷三丁目の「喫茶茶会記」さんでライブをさせていただきます。
初めての出演です。
お店の雰囲気、空間からして、朗読ライブに最適な場所です。
しかも夜のライブということで、内容も夜向きです・・・。
お酒やコーヒーを飲みながら聴いていただけます。

第一部は、川端康成の短編小説を軸に、同時代の詩人・中原中也の詩を織り込んだ内容です。
中原中也は30歳という若さで戦前に亡くなっているので、川端と同時代というイメージがあまりありませんが、実は川端の方が8歳年上。
この二人の文人の生い立ちは正反対のようなところがありますが、なぜか作品の世界観に共通点を感じます。
中也の詩も、川端の小説も、一見すると理解しがたい内的な表現が多いのですが、私はその部分に非常に魅力を感じています。
文学の中には音楽の入り込む余地はないと思っていますが、この二人の作品の中にはある種の隙があって、そこに引き込まれるというか、気持ちをぐっと持っていかれるところがあって、もし音楽で作品に近づくとしたら、その部分を捉えることだろうなと思います。

第二部は、川端の代表作品「片腕」をたっぷりやります。
とてもミステリアスでドキドキする作品です。
これを田辺日太さんがどう読んでくれるのか、今から楽しみです。
私もどんな曲をつけるのか、楽しみです・・・。

遅い時間帯ですが、お仕事帰りにぜひお立ち寄りください。

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