CD制作中です

2006年に発表した私のたった一枚のCD「オトヒトシズク」。
2003年頃から作りためていた曲をまとめておこうと思い、作ったCDです。
CD帯のところにこんなキャッチコピーを書いてもらいました。

「いつのことだろう、ふと口ずさんだ詩(うた)。まだあどけなき心にそれはやがて泉となった。」

今聴くと本当にそんな音がします。
当時はこのキャッチコピーの意味があまりよくわかりませんでした。
あれから6年経ちますが、今とは違う、当時の荒野愛子のピアノの世界が本当に濃縮されていると思います。
これから何年聴いていっても、このキャッチコピーのような世界観は色褪せないのだと思うと、残しておくことは自分にとって大切なことです。

今、新しいCD制作に取り組んでいます。
先日、一回目の収録が終わりました。
来月二回目の収録があります。
録音の作業は自分の音楽と深く向き合う濃厚な時間です。
2006年の初めての録音のときは、わけもわからず周りの方に手助けをしてもらっていつの間にか出来上がっていたという感じでした。
去年、あるCDの制作にずっと携わっていて、半年くらい録音作業をしていました。
それは私が演奏するのではなく、どちらかというとプロデュースのほうです。
ですから実際の演奏と録音された音を聴き比べながら理想に近づけていくという、客観的に見る作業ができました。
そして今回の録音はもう、とにかく自分と格闘。
でも今回は共演者がいるので、緩和される部分もあり、楽しいです。

CDの発売時期は未定ですが、こんなことやってますというご報告です。
今年来年は、自分の課題として取り組みたいことがいくつかあるので、潜水していることも多いかもしれませんが、またブログで報告していきます。

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